料金について

下記の料金は、製造年やメーカーによる概算です。基本的には古い時計ほど、作業も増え難易度も上がります。

オーバーホール料金の参考料金

当店では、他店では修理を断られてしまうことの多い、１９５０年代以前の腕時計、また懐中時計のご依頼を特に多く頂いています。
下記の料金は、そのような年代の時計を想定した金額ですが、修理は時計個々の状態によって違います。
基本料金などをご案内させて頂いても良いのですが、細かい修理や消耗品などの部品交換も入りますので、他店でも掲載されているような基本料金に収まることはありません。
より現実的なところで、ご請求金額に則した金額をご案内しています。
あくまで参考までにお考えください。

電卓と見積り

一般的な機械式腕時計

・手巻き腕時計… ３５,０００円
・自動巻き腕時計… ４０,０００円
・懐中時計… ４０,０００円

上位高級ブランド

オメガ・ロレックスなどに適用される料金です。
・手巻き腕時計… ４５,０００円
・自動巻き腕時計… ５５０００円
・懐中時計… ６０,０００円

特殊な機械式腕時計

・クロノグラフ… ７０,０００円から
・ミニッツリピーター… １００,０００円から

最高級ブランドや特殊な時計

パテックフィリップなど、販売されている金額が違うさらに高級なブランド、また特殊な機構の時計についてはその都度のお見積りとなります。

追加される料金

状態と作業内容による追加料金

時計の状態によって違いますので、個々の時計で変わります。
古い時計の場合は、全般的に何らかの問題を抱えていることが多く、その状態に対応させていただく作業が必要になります。

部品の交換など

部品の交換や製作・取り寄せが必要になる場合は、入手するための時価になります。
おおまかな金額をお知らせすることができる場合もありますので、詳しくはお尋ねください。

特に「ぜんまい」については、お預かりをする時点で、正しく時計を動かすことができない状態になっていることが多く、また以前の修理で正しくないサイズに交換されていたり、特に交換が必要になる可能性が高い部品になります。
また１９５０年頃からプラスチック風防を絞り込んで交換するタイプが増えますが、この手は経年によってプラスチック自体が劣化しているため、外す際に割れてしまうことが多く、交換になる可能性が高くなります。

修理されない場合は、作業やご返送などに掛かる費用をいただきます

当店に時計をお送りいただき、お見積りをさせていただいた上で修理をされない場合は、ご返送の費用と手数料として３,０００円をお支払いいただきます。
時計をお送りいただく前に、あらかじめ目安の金額をお伝えいたしますが、その範囲内のお見積りでご返却をさせて頂く場合には、着払いでのお受け取りを頂く形になります。

お客様の中には、明らかに修理ができない状態の時計を送ってこられる方やコピー品・改造された時計を送ってこられる方もいらっしゃいます。
ご存じでない場合はお客様の非ではありませんが、どのような時計でも拝見させていただくためにお時間を取らせていただいてます。

作業台と技術者の手

「お見積り無料・送料無料」という形をされているお店もありますが、当店は古い時計でも部品が手に入らない時計でも、修理をすることを目的として、必ず状態の確認を行い、部品が必要であれば入手の可否を調べます。
「簡単に修理ができるものではない」からといって、それを理由に、見ることもせずにご返却をすることはありません。

自信を持って、時計一つひとつに真摯に対応をさせて頂いています。
時計を拝見させていただくのに、時間も手間もかけていますので、当店で修理ができないものについても上記の金額が必要になります。
わずかではありますが、健全な運営のためですのでご理解ください。

保証について

よくある時計の故障書状